人気モデル三菱「デリカミニ」の荷室はレジャードライブを満喫できる? 旅行には行ける? 気になる新型のラゲッジスペースをチェック

レジャードライブの相棒として活躍しそうな新型「デリカミニ」

 三菱自動車工業が2025年9月18日に正式発表した新型「デリカミニ」。発売前から1万台を超える予約注文を獲得するなど人気モデルとなっています。

 そんな新型「デリカミニ」は、軽スーパーハイトワゴンにSUVの魅力をプラスしたモデルだけに、気になるのはラゲッジスペースの使い勝手です。そこで新型「デリカミニ」の実車で荷室をチェックしてみました。

【画像】「えっ!…」これがレジャードライブに大活躍する三菱「デリカミニ」のラゲッジスペースです(30枚以上)

「デリカミニ」の初代モデルは、「eKクロス スペース」のビッグマイナーチェンジモデルとして2023年5月に誕生。SUVのようなワイルドなイメージ、優れた走破性、軽スーパーハイトワゴンならではの余裕あるパッケージングが評価され、ヒットモデルとなりました。

 今回、登場した新型「デリカミニ」は、“進化したアクティブで頼れる相棒”をコンセプトに開発された2世代目。初代からエクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、使い勝手など全方位的に進化を遂げています。

 新型「デリカミニ」は、初代で好評だったどんな天候でも安全に、安心して走れる快適なフィーリングを継承しています。

三菱 新型「デリカミニ」

 搭載されるパワーユニットは、659ccの3気筒DOHC自然吸気エンジン(最高出力52ps/最大トルク60Nm)と、インタークーラーつきターボ仕様(最高出力64ps/最大トルク100Nm)をラインナップ。

 路面状況に応じて「パワー」、「ノーマル」、「エコ」、「グラベル」、「スノー」という5つから選べるドライブモードも備えています。

 また、走行フィールの面でも進化を遂げていて、カヤバ製の“Prosmooth(プロスムース)”ショックアブソーバーの採用により、街中はもちろん高速道路から未舗装路まで上質な乗り心地を実現しています。

 そんな新型「デリカミニ」のボディサイズは、全長3395mm、全幅1475mm、全高1785〜1830mm、ホイールベース2495mmということで、初代とほぼ同じ。

 しかし、スクエアでワイドなフォルムと太いリアピラーなどにより、広いキャビンの広さと見た目の安心感を両立しており、一見すると、初代よりひと回り大きなクルマに見えるのも特徴です。

 アウトドアイメージを強めたエクステリアは新型の個性で、半円形の大型LEDポジションランプを備えたヘッドライトは親しみやすく力強い表情の演出にも貢献しています。

 また、三菱車特有の“ダイナミックシールド”がフロントマスクの特徴となっていて、洗練された力強さを表現。ちなみに、フロントバンパーとリアゲートに立体的な「DELICA」ロゴをあしらっているのも新型のポイントです。

 なお、ブラック仕上げの前後スキッドプレートやフェンダー&ボディ下部は先代から継承された意匠ですが、これが悪路走破性の高さを視覚的にアピールしています。

三菱 新型「デリカミニ」

 一方のインテリアは、クラストップレベルの室内空間を誇る上、機能的で高品質な空間となっています。

 新型は、フロントピラーの位置と角度を見直した結果、室内長が初代比で115mm拡大。また、ピラー自体を細くすることで視界の改善と開放感の向上を実現しているのも見逃せません。

 上級グレードには、ドライバーの正面に7インチの液晶メーターパネルを、コックピット中央には12.3インチのGoogle搭載インフォテインメントシステムをレイアウト。ふたつを一体化した“モノリスディスプレイ”は、先進的な上に視認性や操作性も高い優れものです。

ぬれたアウトドアギアなども気にせず積み込める

 そんな新型「デリカミニ」のラゲッジスペースは、どんな出来栄えなのでしょう?

 リアゲートの開口部が天地1080mm、幅1015mmと大きい上に、リアゲート下端の地上高が590mm(4WDは620mm)と低い新型「デリカミニ」のラゲッジスペースは、重く大きい荷物でも積み降ろしが楽。リアシートを畳めば、27インチのMTBも余裕で積載できる空間が広がります。

 さらに魅力的なのが、樹脂ラゲッジボードやPVC(塩化ビニール)製の後席シートバック。これにより、フィールドで遊んでぬれたアイテムやドロで汚れたギアも気にすることなく積み込める上、もしも汚れてしまっても簡単に掃除することができます。

 重宝するのが320mmのスライド量を持つリアシートで、一番前までスライドさせれば、最大荷室長675mmという広いラゲッジスペースが手に入ります。

 リアシートの肩口にもスライドレバーがついているので、荷室側からでも後席をスライドさせられるのは助かります。

三菱 新型「デリカミニ」

 さらに助手席背もたれを後方に倒せば、サーフィンのロングボードといった長尺物も積載可能。想像以上にレジャーで使える空間です。

 細かい部分ですが、ラゲッジスペースの左右に耐荷重3kgのフックが合計6個備わっているのも見逃せません。

 ここには、アクセサリーのネットやポールを取りつけられるので、荷崩れを防いだり、転がりやすいギアを固定したり、ランタンなどを吊るしておいたりといった多彩な使い方が可能。広く使い勝手のいいラゲッジスペースをより機能的に活用できます。

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 軽スーパーハイトワゴンらしい十分な容量が確保されている新型「デリカミニ」のラゲッジスペース。さらに工夫されたディテールにより、アウトドアレジャーをより気軽に満喫できる仕上がりとなっています。

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