あの頃をもう一度!ご先祖返りモデルも話題なビッグクラス6台【秋のNEWモデルラッシュ!クラス別バイク大集合】

あの頃をもう一度!ご先祖返りモデルも話題なビッグクラス6台【秋のNEWモデルラッシュ!クラス別バイク大集合】

【秋のNEWモデルラッシュ!クラス別バイク大集合】

澄んだ空気と穏やかな日差し、ツーリングがもっとも気持ちいい季節がやってきた。この秋は各メーカーが新作を一斉投入し、まさにNEWモデル戦国時代。排気量帯ごとに分けて、いま注目すべきモデルをピックアップしトレンドを紹介していこう!

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■あの頃をもう一度! ご先祖返りモデルも話題

丸いヘッドライトに2連ホーン、角張ったタンクやメガホンマフラーが往年の記憶を呼び覚ます!

ホンダを代表するプロダクトブランド「CB」シリーズに、新たな旗艦モデルが登場した。その名もCB1000Fだ。1959年から続くCBの系譜の中でも、特に人気を博したCB750F(1979年)のデザインを現代に継承している。燃料タンクからサイドカバー、そしてシートカウルへと流れる伸びやかなラインと、スムーズに連続する一体的のあるフォルムは、まさに“エフ”の美学を再解釈したもの。

しかし、単なる懐古主義ではない。コンパクトで高剛性なフレームに、精密な電子制御システムと高出力エンジンを搭載。伝統を知るベテランライダーを唸らせ、新たな世代も惹きつける。令和の“エフ”が爆誕したぞ!!

モーターサイクル ジャーナリスト

青木カタオさん

バイクが好きすぎて専門誌の編集部員となり、その後独立してジャーナリストに。初心者にも分かりやすい解説に定評があり、専門誌や一般誌、Webなど数多くの媒体に寄稿している

【PART 1】ビッグクラス編

80年代バイクブームを知るベテランライダーには懐かしく、若い世代には新鮮! 大型クラスは堂々たるスタイル・存在感で憧れの的になった往年の名車が現代の技術でよみがえり、ファンを歓喜させている。

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1. 新時代の王道として生まれ変わった

HONDA

「CB1000F」(139万7000円)

(以下引用)

ファン歓喜なのはスタイルだけじゃない! 開発陣は昭和のライダーたちを魅了した官能的な直4サウンドを追求。伝統と革新が響き合う排気音も魅力です!!(青木さん)

(以上引用)

直線基調の中に流麗なフォルムを見せる車体に、スーパースポーツ CBR1000RR譲りのハイパワーエンジンを搭載。ハイパフォーマンスなだけでなく、新設計カムでストップ&ゴーを繰り返す市街地でも扱いやすい出力特性も持ち合わせた。

2. 排気量アップで長旅が呼んでいる

KAWASAKI

「VERSYS 1100 SE」(209万円)

(以下引用)

路面に応じて減衰力を最適化する電子制御サスペンションで快適&俊敏。曲がる先を照らすコーナリングライトを新採用し、夜道も安心!(青木さん)

(以上引用)

高速道路から荒れたカントリーロードまで、頼もしく快適に走破できるヴェルシスシリーズの長兄。最新型では排気量を1043ccから1098ccへ拡大し、電子制御による高度なライダー支援システムが、走りの世界を一段上へと導く。

3. 悪路もタフに駆け抜ける 元祖冒険バイク

BMW

「R 12 G/S」(245万1000円)

(以下引用)

軽量スリムな車体に、オフロードでの走破力が高い21インチホイールをフロントに採用。リアルアドベンチャーに応える1台です(青木さん)

(以上引用)

パリ・ダカールラリー黎明期に活躍したR 80 G/Sへのオマージュが随所に光るデザインは、見る者の冒険心をかき立てる。専用設計のスチール鋼管フレームに、ロングストロークの前後サスペンションを組み合わせ、実力も申し分ない。

4. サーキット対応の高い運動性能!

YAMAHA

「YZF-R9」(149万6000円)

(以下引用)

発売日を前に想定を上回る受注が入りオーダーストップ。人気の秘訣はスタイルの良さと戦闘力の高さ、そしてお買い得であることです!(青木さん)

(以上引用)

ヤマハ歴代スーパースポーツの中でも最軽量となる新作アルミフレームに、ハイレスポンスとスムーズな出力特性を高次元で両立する直列3気筒エンジンを搭載。ウイングレットなど、空力性能を追求した機能美で大人気となっている。

5. 大きな節目に大幅にアップデート!

SUZUKI

「GSX-R1000R(海外仕様)」※日本未発表

(以下引用)

戦闘力の高さはもちろん、カウル側面やタンク上部、キーマスコットに40周年記念グラフィックやエンブレムが施され、ファン垂涎。争奪戦間違いなし!(青木さん)

(以上引用)

国内外のレースで栄光を勝ち取ってきたスズキ・スーパースポーツの代表格。1985年の初代GSX-R750から40周年を迎え、4気筒エンジンを全面改良し、電子制御を刷新した2026年式が欧米向けに先行投入される。国内導入が待ち遠しい!

6. カワサキvsホンダの人気対決も再燃!?

KAWASAKI

「Z900 SE」(166万1000円)

世界市場を席巻し、日本のバイクシーンを牽引してきたのが、ホンダ CBそしてカワサキZだ。トラディショナルなプロポーションで最新作をデビューさせたホンダに対抗するのが、先進的なスーパーネイキッド Z900 SE(2025年4月発売)。メタルパーツを主役に据えたSugomiデザインは、その名の通り“凄み”が効いたもので、猛獣が獲物を狙うようにフロントが低く、テールが跳ね上がった躍動感のあるフォルムを演出している。

>> 特集【秋のNEWモデルラッシュ!クラス別バイク大集合】

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※2025年11月6日発売「GoodsPress」12月号102-103ページの記事をもとに構成しています

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<取材・文/青木タカオ>

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