次世代のモビリティを象徴する個体として大注目! ホンダの“新型二輪3モデル”がジャパンモビリティショー2025で展示

ホンダが3つの新型二輪モデルをジャパンモビリティショーで公開

 2025年10月29日に開幕した「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデーで、ホンダは「CB1000F」、「スーパーカブ110ライト」、「EV アウトライヤーコンセプト」の3モデルを公開しました。

 いずれも次世代のモビリティを象徴するモデルとして披露され、多くの来場者の注目を集めました。

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●ホンダ「CB1000F」

「CB1000F」は、伝統の「CB」シリーズの血統を受け継ぐフラッグシップロードスポーツとして登場しました。

ホンダ「CB1000F」

 かつての「CB750」を彷彿とさせるネイキッドスタイルを現代的に再構築し、クラシカルな雰囲気と最新技術を融合。

 丸型LEDヘッドライトや力強いタンク形状など、ホンダのロードスポーツらしい造形を保ちながら、金属調の質感やシャープなラインを取り入れた重厚なデザインが特徴です。

 また、パワートレインには水冷4ストロークDOHC直列4気筒999ccエンジンを搭載し、最高出力124ps/9000rpm、最大トルク103Nm/8000rpmを発生。

 アシスト&スリッパークラッチ付きの6速トランスミッションや電子制御スロットルを採用し、スムーズで安定した加速性能を実現しています。

 発売は2025年11月14日を予定。ホンダの担当者は「CB1300の後継として、より幅広い層が楽しめるマイルドな味付けとした」と説明しています。

 SNS上では「懐かしいスタイルに最新装備が詰まっている」、「CBの王道が帰ってきた」と話題になっています。

●ホンダ「スーパーカブ110ライト」

 2車種目は、「スーパーカブ110ライト」です。こちらは、排気量110ccのエンジンを搭載しながら、新しい原付一種の基準に適合するよう出力を調整した新カテゴリーの実用モデルです。

ホンダ「スーパーカブ110ライト」

 新基準原付に合わせたことで、ベースとなった110ccにあった原付二種表示がなくなり、「LITE」のステッカーが貼られているなど、細かい部分に変更が加わりました。

 ブース担当者は「新基準原付に合わせた形となりますので、メーターは60km/hまでの表示とし、タンデムステップも取り外して一人乗りとして設計しています」と語り、免許制度の変化や新しい都市型モビリティの需要に応えるモデルとしています。

 発売は2025年12月11日を予定しており、現在の50ccユーザーを狙う戦略的な一台といえます。

3台目はホンダの電動戦略を象徴するコンセプトモデル

●ホンダ「EV アウトライヤーコンセプト」

 さらに、ホンダの電動戦略を象徴するコンセプトモデルであるEV アウトライヤーコンセプトも世界初公開されました。

ホンダ「EV アウトライヤーコンセプト」

 スタイリングは前後にインホイールモーターを備え、電動ならではのレイアウト自由度を活かしたロープロポーションを採用。

 黒いメインボディとバッテリーユニットのコントラストを強調し、ブランド共通デザインテーマ「Precision of Intrinsic Design(研ぎ澄まされた本質的なデザイン)」を体現しています。

 さらに、前後独立制御モーターによる「グライディング」と「エクスタシー」の走行フィールを両立させる思想を掲げ、コックピットには上下2層のGUIを搭載。

 カメラ式ミラーや薄型メーターを組み合わせ、走行中の前後トルク配分やバンク挙動を直感的に可視化します。

 くわえて、バケット型バックレストを用いることで、加速時の支持性と新感覚の操作性を両立。静粛性やリニアな挙動を活かし、ライダーとマシンの一体感を追求しています。

 開発担当者は「電動でしか実現できない価値を形にした」と述べ、2030年以降の二輪の在り方を示す象徴的なモデルとしています。

※ ※ ※

「ジャパンモビリティショー2025」は、2025年10月30日〜11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイトで開催。ホンダのブースは東展示棟1階(東4・5・6ホール)に設けられています。

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