ホンダ「モトコンポ」(1981年)【80年代に登場したホンダのバイク図鑑】

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Honda MOTOCOMPO

当時価格:8万円(沖縄・北海道・一部離島は8万3000円)

全長×全幅×全高:1185×535×910mm 車両重量:45kg

モトコンポは、1981年11月に発売されたFFニューコンセプトカー「ホンダ シティ」に搭載することを前提として開発され、トランクバイクという新たなカテゴリーを創出した1台だ。

シティとモトコンポの組み合わせにより、四輪に二輪を搭載して行動することで、バイクとクルマの機能が掛け算的に広がり、アウトドアライフなどの新しい使い勝手を創り出すという“六輪ライフ”の新しい概念を世界に初めて提唱した。

このコンセプトを実現するため、モトコンポは超小型かつ軽量に設計されている。全長は1185mm、車両重量は45kgと極めて軽量・コンパクトでありながら、搭載された49ccの2サイクルエンジンは2.5馬力を発揮した。

画像: Honda MOTOCOMPO 当時価格:8万円(沖縄・北海道・一部離島は8万3000円)

トランクバイクとしての実用性を高めるため、燃料やオイル、バッテリーなどの液漏れ防止機構が採用。ハンドルとステップは折りたたみ式となっており、シティの限られたラゲッジスペースへの収納を叶えた。

シティ側にもモトコンポ搭載時に利用できるアンカーナットが装備され、専用ベルト(オプション)で確実に固定できる設計となっていた。

モトコンポはシティのコンセプトにマッチした「ライブビークル」の名の通り、都市での行動範囲を大きく広げるパートナーとして開発されたのである。

カラーバリエーション

エンジン形式:空冷2ストローク単気筒

総排気量:49cc

最高出力:2.5PS/5000rpm

燃料タンク容量:2.2L

変速機形式:自動遠心クラッチ

タイヤサイズ前・後:2.50-B-4PR・2.50-8-4PR

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